文大統領が日本との同盟関係について
明確に線引きをしたのは、韓米日3カ国
の安全保障の協力が軍事同盟に発展する
ことは受け入れられないとの立場を強調
するためとみられる。
文大統領は3日、シンガポールメディア
とのインタビューでも、北朝鮮の
核・ミサイルを巡る韓米日の連携に
ついて、
「軍事同盟の水準にまで発展することは
望ましくない」
との見解を示した。
これは韓米日軍事同盟に対する中国の
懸念を払拭(ふっしょく)すると同時に、
軍事同盟を結ぶほど韓日関係が整理されて
いないとの判断を示したものと受け止め
られる。
旧日本軍の慰安婦問題に対する責任を
日本がきちんと果たしていないといった
韓国の国民感情を踏まえて同盟は考慮
できないとの立場を示したものだ。
軍事同盟となれば合同軍事演習で日本の
自衛隊が韓国の領海や領空に入ることに
なるが、韓国の国民感情的に受け入れる
のは難しい上、朝鮮半島で有事が発生
した場合に自衛隊が朝鮮半島入りする
根拠となる点も懸念される。
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