もちろん韓国が日本と同盟を結ぶべき
理由など最初からない。
しかし韓半島有事の際、韓国を支援する
米軍部隊の多くは日本を拠点としており、
また逆に日本に米軍が駐留している理由
は韓国を支援するためと言っても過言
ではない。
また日本は潜水艦の監視などでは韓国
よりも優れた技術を保有しており、
だからこそ韓日情報保護協定が締結
されたのだ。
ところが韓国政府は日本との軍事協力
にはあくまで消極的だ。
このままだと韓国の安全保障政策に
問題が生じないのだろうか。
韓国政府は中国を意識して三不政策を
公表したが、そもそもこれ自体があまり
にも戦略不在であり、しかも主権を放棄
し、外交政策に自ら足かせをかける
アマチュア的な行動だった。
当然米国もあからさまに不満を表明して
いる。
駐韓米国大使に就任する可能性が高い
ジョージタウン大学のビクター・チャ教授
は
「一国の安全保障政策において、将来の
選択肢の1つとなり得るオプションを
最初から排除することは国益にプラス
にならない」
と指摘しており、またかつて米国務省で
韓国課長を務めた人物も
「(韓国政府は)韓国人と米国人をばか
にしているのか」
とまで言って激高した。
トランプ大統領来韓の際に発表された
韓米共同発表文には
「アジア太平洋」
という言葉ではなく
「インド・太平洋」
という言葉が使われたが、後に韓国政府
がこれを認めないとしたことも
アマチュア的だった。
同意しないのなら当然協議の時点で
取り上げるべきではなかった。
ところがトランプ大統領がソウルを出発
すると同時に韓国政府は違うことを
言い出し、それも外交担当者ではなく
経済政策の補佐官が口にした。
ここまでずさんな外交政策があっても
よいものだろうか。
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