中韓通貨スワップが『当初隠蔽されていた真の理由』が暴露された模様。中国の要求に韓国側は完全屈服

「中国がスワップを延長してやる

 から発表はしないでほしいと

 言ってきた。どうしろというのか。

 対応に苦慮した末、すぐには発表

 せず、時間を置いた上で、記者団

 の質問に答える形で公表すること

 で調整した。韓国側も苦労した」 

企画財政部と韓銀は中国との約束を

忠実に守った。

当初の協定の期限が過ぎても口を固く

閉ざした。

3日後に主要20カ国・地域(G20)

財務相・中央銀行総裁会議に出席する

ため、ワシントンを訪問していた

キム・ドンヨン経済副首相と李柱烈

(イ・ジュヨル)韓銀総裁が夜間に

記者団に会うと通知してきた。

正式な記者懇談会でもなく、

様子がおかしかった。

公式夕食会の途中に一度出てくるから、

廊下で囲みで話をしようというの

だった。

現地時間12日午後9時半ごろだった。

 

重大な経済懸案であり、終末高高度

防衛ミサイル(THAAD)問題とも絡み、

政治的意味合いも帯びた韓中通貨

スワップ問題を記者団が尋ねた。

待っていた質問であり、答えは準備

されていた。

2人は

「期限の10日に中国側と最終合意し、

 翌日から発効した。1日も中断して

 いない。形式は新規契約だが、

 実質的には延長されたに等しい」

と答えた。

当然

「なぜすぐに発表しなかったのか」

という質問が出た。李総裁は

「技術的検討があったためだ」

とやり過ごした。

韓国時間は13日午前だった。

韓銀職員は異例の動きをした。

ワシントンから伝わった李総裁の

発言にあえて

「記者団の質問に答えた」

という文言を付けようとした。
(中略:韓中通貨スワップの説明)

韓国政府関係者は

「必ず実現させなければならな

 かった。中国人民銀行は政経分離

 原則という我々の主張に同意した

 が、THAAD問題での対立が起きて

 いたため、スワップ延長に難色を

 示した。人民銀を助ける意味で

 すぐには発表しないことにした。

 韓国側が配慮したと考えて

 もらってよい」

と説明した。

「発表をどうするかよりも、実益を

 確保することが重要ではないか」

とも話した。

確かにそうかもしれない。

韓銀職員は今回のスワップ延長に

向け、本当に努力したという。 

それでもすっきりしない。

経済交渉というものは本来そういう

もので、何とか期限延長に成功した

ことは褒められるべきであり、

3日程度の遅れは構わないと考えた

とすれば困る。

中国との通貨スワップが延長される

ならば、政府が思い通りに国民の目

と耳をだましてもよいと思ったと

すれば困ったことだ。

企画財政部と韓銀が勝手にやったこと

で、大統領府(青瓦台)は知らな

かったとでもいうのだろうか。 

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