元ニューヨークタイムズの記者が見た日本軍

日本人を
「イエローモンキー」(黄色い猿)
と言い、人種差別主義的な性向を
持っていたチャーチル首相は、
若い年齢で海軍長官に就任していたし、
海軍こそが英国の誇りだと強調してきた。
ところが、数時間の戦闘で壊滅した
のである。
西洋人が有色人種の力を体感して恐怖を
感じた最初の瞬間である。


当時英国軍は、日本人の飛行機操縦能力は
レベル以下だと判断していた。
しかし日本の戦闘機が鋭い角度で飛び、
あまりにも正確に魚雷を投下して英国の
戦艦に命中させていることに驚き、
「ドイツ(当時日本の同盟国)の
 パイロットが乗っているのではないか?」
と疑うほどだった。


日本帝国海軍はモラル(精神)の状態が
非常に高く、統率が体系的に行われていた。
私の著書
「英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄」
で指摘したように、
「日本軍は残酷で野蛮だ」
というイメージは、戦勝国が自分たちの
意図する方向へと、
「東京裁判」
などを介して行われた空しいイメージだ。
事実(Fact)を言えば、当時の日本軍は
規律を守っていたしマナーも優れていた。


私は若い頃から英国で軍事教練の授業を
受けてきたので、軍隊というものの本質
をよく知っている。
ジャーナリストとして第2次世界大戦
終戦後、複数回日本の横須賀海軍基地
などで海上自衛隊を取材してきたが、
隊員たちはかなり礼儀正しく、規範を
非常に重視していた。
彼らは日本帝国海軍の伝統をそのまま
継承しているという感じである。


アジアへの日本軍の侵攻は、植民地状態
だったアジア諸国を、米国と欧州の帝国
主義から解放し、独立させるための活動
だった。
この過程で日本軍が果たした役割は大きい。
植民地の人々に軍事訓練と教育を実施し、
体系的な統率を通じて、彼らが独立
できるよう導いた。
こういった日本の発想は、当時米国と
ヨーロッパ帝国主義諸国には全くなかった
発想だった。

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コメント

  1. 佐藤隆英 より:

    昔、「決断』と言うアニメをゴールデンタイムで放送してました。
    第二次大戦下の日本軍の戦いのアニメでした。
    歴史に隠された事実の曝露。という感で当時、中高生だった私は、毎週放送が楽しみでした。