報道によると、この広告は、城南市にある高校の社会派サークル「ソシオ」によるもの。これまで元慰安婦を支援する活動を通じてバッジや香水などのグッズを販売し、得た収益を活用したという。ソシオは過去にも、新聞広告を出したり署名運動を繰り広げたりと、慰安婦問題の解決に向けた活動に積極的に参加している。
韓国では複数のメディアがこれについて「バスの中の意義深い広告」「バス乗客やネットユーザーらを感動させた広告」などと評価して報じ、YTNは、小さな美談や善行の話題を扱う「いいニュース」のシリーズで取り上げ、「学んだことを積極的に行動に移す学生たちの姿に感心させられる」と伝えた。
ネット上の反応も熱く、「よくやった」「誇らしい」「高校生のみんな、ありがとう」「こういう子たちがいるから国の未来が明るい」「子どもたちを通してまた希望が見えた」と生徒たちを称賛する声が多数寄せられているほか、「広告の文句が心にグッときた。皆が関心を寄せることで慰安婦問題が解決されることを望む」と期待の声がみられる。
しかし中には、こうした活動に批判的な声も少なからずある。「扇動されるにはいい年齢だ」「やはり洗脳教育は恐ろしい」など歴史教育に疑問を呈するものや、「偏狭な考えで行動するより無関心の方がまし」「わざわざ反日感情をあおるのはどうなんだ?」「日本に言うべきことを韓国人が使うバスに貼り出してどうする?」など、その手法を問題視する声だ。
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