現在は日本の企業で働いているとみられるこの移民女性は、
「2週間の出張で北京に返ってきたが、
粉じん中毒になった。帰りの便を変更して、
早めに日本に帰る」
という書き出しで、中国に居たくない理由を列挙する。
批判の矛先は中国の環境の悪さや役所の窓口の態度の悪さ、
人種差別意識など。
以下のようなエピソードを紹介しているが、
いくつかは日本と比較して中国の現状を嘆いたものだ。
「身分証の更新のために北京の戸籍係に呼ばれていくと、
3週間後に取りに来るように言われた。」
私が『もう少し早くできませんか?』と聞くと、
担当者は煩わしそうに
「ダメダメ!なんであなたのために急がなきゃいけないの?」
と言った。
3週間後は国内にいないので、代わりにおじが受け取っても
いいかと問うと、
「おじさんの指にあなたの指紋があるの?」
など、まともな返答が全くないうえに、いちいち声が大きい。
もし日本の公務員がこんな応対をしたら次の日には仕事を失ってるだろう
「秦皇島(河北省)の海辺で、きれいに着飾った可愛い子どもが
ゴミを投げ捨てていた。両親も何も言わない。一瞬でその子の顔が
憎たらしく見えた。中国人に悪魔と思われている日本人が、
どれほど子どもたちに環境を大切にするよう教育しているかを思い出した」
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