叔父んとこの炭焼き小屋なんだけど、
叔父が腰を痛めてからは時々暇な時に焼いてる
大体春と秋
山の中腹にあるんだけど、一族代々凝り性なのか
そうとう快適な空間が出来上がってる
来るまでの道も舗装まではしてないけど、
普通に軽トラ通れるし
電線、水道は引いてないけど、近くの沢から
ひいた水があるし、その水を利用した水車と
なぜかあるソーラーパネルで明かりと携帯や
電池の充電くらいはできる
それで小屋のある山は町から山1つ越したとこ
(村にしか見えんけど、自称町)
で、道がしっかりしてるからよくハイカーやら
山菜泥やらがくるわけよ
ちなみに俺や叔父が入っていないときは、
道の入口にあたる場所に杭があって車は
入れなくなってる
入口にはちゃんと
「ここより先私有林立ち入り禁止 山菜、猟禁止」
みたいな看板がでかでかと立ててある
でも、みんな入ってくるわけですよ
古くからいる連中は暗黙の了解的に
すみわけができてるからまず入ってこない
入るのは新参かよそからきた連中
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