しかし、戦後すぐのアメリカと日本。
戦争の傷跡からか周囲は二人の結婚に
大反対。
日本にいる彼の親も大反対。
連れ戻すように、彼の親がアメリカにきて、
彼を強制的に連れ帰ってしまった。
バアちゃんは、何ヶ月か泣いて泣いて
毎日を過ごした。自殺未遂まではかった。
そして、日本から一通の手紙が届く。
中には、そのお守りがあった。
『ローザ、君を愛している、、』
読めない日本語だったが、住所も書いてあり、
バアちゃんは彼への愛を確信し、
彼に会いに日本へ。
どうにかして、彼の住む家付近についた。
近くを通った人に、住所をみせ、家をきくと
顔色が変わった。
つたない英語で『dead』と言われた。
半信半疑で家についた。
生気のない母が迎えた。
彼は自殺していた。
あのお守りは、彼が厳しい両親の目を
かい潜り送った彼からのメッセージだった。
あれを書いた数日後自殺した。
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