陸自対戦車部隊の最新装備「中距離多目的誘導弾」…命中見届ける前に現場から離脱が可能!

この部隊は、誘導弾(ミサイル)を

配備している。

2009年度から調達が開始された

最新式のものが

「中距離多目的誘導弾」

である。

部内では、略して「ちゅーた(中多)」

と呼んでいる。

1個小隊に、中多は4基配備されている。

これまで配備してきた誘導弾は、

車両に積載し、必要となったときに、

降ろして使っていた。だが「中多」は、

高機動車の後部に発射基を搭載し、

そのまま射撃ができるようにした。

これにより、速やかに展開し、

発射後はすぐに離脱できるようになった。

似たような車両搭載型誘導弾として、

96式多目的誘導弾というものが

あるが、こちらは、発射基の他に、

レーダー車など6つの車両が一緒に

行動する大規模展開が必要であった。

一方、「中多」は1つの車両ですべて

まかなえるようにしたため、

運用効率は格段に向上している。

発射基およびシステム1セット当たりの

価格は約4億円。

発射基には最大で6発の誘導弾が装填

(そうてん)できる。

誘導弾の直径は約14センチ、全長は

約1・4メートル、重量は26キロと

小型である。

次ページに続きます。

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