韓国前大統領の朴槿恵(パク・クンヘ)
被告は昨日、裁判所が自らの拘束期間
を延長したことと、この裁判そのものに
対する心境を初めて法廷で直接語った。
朴被告は
「時の政権の影響や世論の圧力を
はねのけ、憲法と良心に従って判断を
下すはずという裁判所への信頼は、
もはや意味がないとの結論に達した」
と述べ、その上で
「自らに対する拘束と裁判は政治報復
であり、今後の裁判における判断も
認めない」
との考えを明らかにした。
この発言が行われた直後、弁護団は
裁判長に辞意を申し出た。
ただその一方で朴被告は
「法治の名を借りた政治報復は、私で
終止符が打たれるよう望む」
「この事件の歴史的責任は私が負う。
全ての責任を私に問い、私のことで
法廷に立った元政府関係者や企業
関係者に寛容(な判決)をお願い
したい」
などとも訴えた。
次ページに続きます。