日産が新たに不適切な検査を
明らかにしたのは、神奈川県横須賀市
にある追浜工場や栃木県にある栃木工場
など3か所で、国から一連の問題が指摘
されてからも、車の出荷前の検査を資格
のない従業員が行っていた工場は
合わせて4か所になりました。
これに伴って、日産は国内に6か所ある
すべての工場で、国内向けの車の
出荷を停止することを決めるとともに、
不適切な検査を行って出荷したおよそ
3万4000台について新たにリコール
の届け出を検討するとしています。
出荷の再開の見通しについて、日産は
2週間程度かけて全体の検査工程を
見直したうえで、国土交通省から改めて
承認を得る必要があるとして、具体的な
めどは明らかにしませんでした。
日産では先月、国内に6つあるすべての
工場で、資格のない従業員が車の出荷前
の検査を行っていたことがわかり、
今月6日におよそ116万台のリコール
を届け出ました。
しかしその後も神奈川県平塚市にある
湘南工場で、今月11日まで資格のない
従業員による不適切な検査が続いていた
ことが明らかになっています。
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