それから約二ヶ月、毎週のように
夜戦と監視は行われたが、
特に事件らしい事件も起こらず、
そろそろ監視を終了しようかと
考えていたある週末、
予想外の事件が起こる。
その日のゲームが開始されてから
1時間が経過、監視を交代したAとBが
休憩場所であるセーフティゾーンに
戻って来た時、先程監視を
交代したばかりのCから連絡が入った。
C
「あ…ありのまま今起こっている事を
話すぜ!俺とDが現場を監視していたら、
ワンピース姿の女が一人で山道を
歩いていた…な…何を言ってるのか
解らねーと思うが、俺達も何を見たのか
解らなかった…」
普段物静かで真面目なCが
ポルナレフ状態で連絡してきた事態に、
Aは緊急事態と判断して即ゲームを
中断させ、セーフティへ戻ってきた
メンバー達にCからの報告を伝えると、
Bと共に監視小屋へ向かった。
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