尖閣諸島(沖縄県石垣市)の
領有権をめぐり、中国が主張の
根拠としている歴史資料を否定する
台湾の公式文書が存在することが
17日、分かった。
尖閣諸島を示す台湾名の
「釣魚台」
は尖閣とは別の島を指していた内容で、
長崎純心大学の石井望准教授(漢文学)
が同日、東京都内で開いた記者会見で
発表した。
石井氏によると、中国側の
「尖閣諸島が歴史上、台湾に付属していた」
という主張の根拠とする歴史資料は
2つあるが、このうち1つはすでに
誤りだと判明している。
今回の資料は残りの1つで、
台湾の文書が否定したことによって
中国側は主張の根拠を完全に失うことになる。
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