海上保安庁などの調べに対し、
「北朝鮮から来た。
漁をしていて、舵が壊れて、
漂流していた」
などと話していた乗組員ですが、
謎が深まっています。
高谷響カメラマン:
「船員が手を振っています。
笑顔がみられます」
11月末、北松前町沖で見つかった、
北朝鮮の男性10人が乗った木造船
への立ち入り検査は、12月4日で
5日目を迎え、警察などが引き続き、
乗組員から事情を聞いています。
木造船は11月28日、松前町沖の
無人島、松前小島に一時、漂着
したことが確認されていて、警察
や海上保安庁、地元の漁協の担当者
らが12月4日、島の様子を調べました。
漂着後、初めて島に渡った関係者の
前には、驚きの光景が…。
松前小島の管理人 吉田修策さん:
「北朝鮮が勝手に網を刺して、
漁をしていた」
松前小島は普段、人が住んでいない
無人島ですが、地元の漁師の拠点
として、管理小屋や倉庫があります。
しかし、上陸した島では本来、鍵が
かかっていたはずの扉が、開いて
いるように見えます。
松前小島の管理人 吉田修策さん:
「ぐちゃぐちゃもいいところだ!
ほとんど全部、ちょうつがい以外、
金目のものは全部ない」小屋の中
にあったはずの家電製品をはじめ、
漁の道具などがなくなっていまし
た。さらに室内では、生活の跡も…。
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