米オリンピック委員会(USOC)は
これまで、米国の平昌五輪への参加
を表明してきた。
これに対しヘイリー大使が
「疑問」
と述べたのは、先月29日に北朝鮮
が新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)
「火星15」
を発射して以降、トランプ政権が
北朝鮮との軍事衝突の可能性を真剣
に懸念しているという意味に解釈
できる。
ホワイトハウスで安全保障を担当する
マクマスター大統領補佐官も今月2日
「北朝鮮との戦争の可能性が日ごとに
高まっている」
と述べた。
米国政府と国会ではこの日も北朝鮮に
対する強硬発言が相次いだ。
国務省のナウアート報道官は
「北朝鮮を核保有国と認めるための
交渉はないだろう」
として、韓半島(朝鮮半島)の非核化
に関する見解の変更や後戻りはしない
考えを示した。
共和党のガードナー上院議員
(東アジア・太平洋小委員会委員長)
は
「北朝鮮が核を保有しているという
事実だけでも、先制攻撃が可能な
『差し迫った脅威』」
だと述べた。
北朝鮮外務省もこの日
「米国は毎日、朝鮮半島での核戦争
を広告している」
「われわれは戦争を望んではいないが、
決して逃げることはない」
とコメントした。
米国の超強硬対応に対し、
一歩も引かない姿勢を明確に示したわけだ。
北朝鮮外務省の報道官はこの日、
朝鮮中央通信の記者の質問に対し
「米国の高官らの口から次々と飛び出す
戦争の暴言によって、朝鮮半島での
戦争は既成事実化され、残ったのは
いつ戦争が起きるのかという時期の
問題だ」
として
「戦争勃発に備えよというシグナル
としか解釈できない」
と述べた。
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