翌日 仕事中に車を買ったお店の
奥様から電話が掛かって来た。
奥様曰く、丹波さんと仰る方が
お店に来て
「私さんの友人でこのお店の事を聞いた」
と言われたので
「ああ、そこの◯◯会社にお勤めの?」
と世間話を始めた。
暫くすると哲郎に
「私さんに借りたCDを返したいから
連絡先を教えてもらえないか?」
と言われたが、勝手に教える訳には
いかないと断った。
でも話の流れで勤め先を言ってしまった
のでもしかしたら会社へ行くかもしれない、
申し訳ない。とのこと。
その後 会社の支店から連絡が入る。
「丹波さんと仰る方が来社され、
私さんに会いたいと言われた。
私さんは◯◯支店の勤務なので、
と伝えたからそちらへ行くかも
しれない。」
とのこと。(‘A`)ウヘァ
私は受付や総務に
「丹波さんという人が来てもいないと
言って欲しい。ストーカーじみて
いて怖い。」
と話しておいた。
するとさらに翌日、出社しようと
家を出た瞬間に会社から電話が。
「例の丹波さんが来ている。
私さんはいないと言ったが、
いま出社すると鉢合わせる
可能性があるから少し遅れて
出社しなさい。」
と総務のおじさまが気を利かせて
くれた。
哲郎も諦めたのかその後追い回される
事は無くなった。
会社にまで迷惑を掛けてしまい、
毅然と断らなかった自分を本当に後悔した。
これで終わったと安心した私。
このあと哲郎と2回遭遇します。
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