つい先日、元駐日韓国総領事が日本語は韓国起源と主張し話題になったが、
この韓国起源説は他の起源主張と少し異なる背景を持ち、
韓国における漢字廃止の経緯と密接な関係がある。
日本語の韓国起源説は韓国では比較的一般的な部類に入るが、
実はそれと同時に国語純化運動として、日本統治時代に入ってきた日本語を
排除し純粋な韓国語に置き換えるという行為も行われているが、
その作業において実際には
「(韓国人が想定する)日本語のルーツになった単語」と
「日本統治時代に入ってきた単語」の区別はついていない。
史実としては、元々漢字混じりのハングルは日本人が日本語ベースで整備して
普及させたという背景があり、日本語と韓国語が似ているのはそのためとなる。
しかし韓国では「日本はハングルを奪った」としているので、
日本がハングルを普及させたという事実は都合が悪く、
また単語が漢字表記のままだと日本語の影響が一目瞭然なため、
整合性を取るためにハングルから漢字を廃止した結果、
上記のようなおかしな現象が発生しているという背景がある。
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