『日本は制裁を止めて半島を援助しろ』と東京新聞が”腐った本音”を自白。このままじゃ平昌五輪が大変だ

◆狙いは韓国取り込み

そこに北朝鮮のトップである

金正恩(キムジョンウン)朝鮮

労働党委員長が、一月一日の

「新年の辞」

で、平昌五輪の意義を認め、

「北朝鮮も代表団の派遣の用意がある」

と明言したのです。

韓国側も、さぞほっとしたことでしょう。

さっそく文在寅(ムンジェイン)大統領

が歓迎コメントを発表し、韓国側が

九日に高官会談を行うことを提案した

ことからも分かります。

北朝鮮も、この提案を受け入れました。 

思い返すと昨年、東アジアは北朝鮮

に振り回されました。

弾道ミサイルの発射は年間十五回。

九月には大陸間弾道ミサイル

(ICBM)搭載用の核実験も強行し、

「核戦力完成」

を宣言しました。 

これに対して、国連の安全保障理事会は、

十回目の対北朝鮮制裁決議を出して

います。

一つの国に、これだけ多くの制裁決議

が出されたことは、かつてありません

でした。 

制裁は厳しくなっています。

北朝鮮の市民生活や軍の活動を支える

石油は、厳しい輸出制限がかけられ

ました。

外貨稼ぎのため、世界に派遣されて

いる出稼ぎ労働者に対しても、二年

以内の帰国を求めています。

北朝鮮の経済に、制裁が重く

のしかかっているのは間違い

ありません。

◆それでも対話は必要だ

こういったタイミングで、北朝鮮が

五輪参加をにおわせ韓国に対話を

呼びかけたことについては、その

意図を疑うしかありません。 

米国をはじめとする国際社会は、

自分たちへの追及の手を休め、

当面見守るはずだ。北朝鮮に厳しい

日米と韓国を離間させられると

計算しているかもしれません。 

肝心の北朝鮮の核・ミサイルに

関する姿勢は全く同じです。

「新年の辞」

の中で金正恩氏は、

「米本土全域が、われわれの核攻撃

 の射程内にある」

「核のボタンが常に私の机の上に

 置かれている」

と脅しの言葉を口にしています。

近く、ICBM発射実験に踏み切る

可能性も指摘されています。 

それでも、北朝鮮のわずかな

「変化」

を逃すべきではないでしょう。

韓国のことわざに

「始まりは半分(終わったのと同じ)」

があります。

「とにかく、始めることが大切」

という意味です。 

同じテーブルに座らなければ、

相手の本心も分かりませんし、

国際社会の厳しい見方も伝えられ

ません。

やる価値はあります。 

日本のシンクタンク、言論NPOと

米国のメリーランド大学が昨年末に

発表した北朝鮮政策をめぐる世論

調査では、米国では約三割、日本は

約七割が

「北朝鮮の核兵器開発問題は解決が

 難しい」

と、悲観的に見ていました。 

しかし、

「北朝鮮の核開発を止める最も

 有効な方法は何か」

と聞くと、意外にも、制裁強化や

米国の軍事行動よりも対話を望む

人が多かったのです。

米国では

「周辺国による多国間での外交努力

 を続ける」

が35・3%と最も多く、日本では

「米朝の直接対話」

の20・6%をはじめ、半数を超える

人が外交努力に期待していました。 

今回の南北対話再開についてトランプ

米大統領は、北朝鮮に対する自分の

断固たる姿勢が実現に役立ったとして、

「いいことだ」

と自画自賛しました。

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