【書籍】 「復讐を忘れた民族に未来はない。我が国は日本に770回も侵略された」~キム・ジンミョン著『予言』
「復讐を忘れるな、という話をしたかった。
我が国は日本に770回も侵略されました。
韓国は復讐からとても遠い社会になっています。
このように戦いを避け、復讐を避けてばかりいたら、
絶対私たちを守ることはできません。
下手をすると再び冷戦が始まりますが、
卑怯なことだけしていては、絶対、
私たちの未来を守ることができません。」
小説家キム・ジンミョン(59)が悲壮に語った。
新作長編小説「予言」は1983年、
自国領空を侵犯したという理由で大韓航空(KAL)007機を
撃墜したソ連に復讐する二人の男の話だ。
ひとりはこぶしで、ひとりは理念で復讐を夢見る。
「すべての人がそれぞれのやり方で復讐できます。
結局、精神の問題でしょう。
復讐を忘却した民族になってはいけません。」
次ページに続きます。