【いい話】姪「私のこと嫌いになったの?お父さんもお母さんも誰もいなくなったのに…おじさんまでいなくなったら一人ぼっちになっちゃう…そんなの嫌だ…」 俺「………おじさんと一緒に住むか?」

次が社長夫妻のところ。
社長ももう泣いてる、奥さんはニコニコしてた。

「Kおじさん、今まで本当にありがとう おじさんが助けてくれなかったら私は今ここにいることはできませんでした。
Kおじさんは、大好きなもう一人の本当のおじいちゃんです。
Yおばさん、おばさんにはいろいろなことを教えてもらいました おばさんの料理、今でも大好きです。
Yおばさんは、大好きなもう一人の本当のおばあちゃんです」

これもかなり省略してるけど、社長号泣。
奥さんは「ずいぶん大きな孫娘だわ」って笑ってた。

式には、兄夫婦とメイが一緒に写った最後の写真とウチの両親、義姉の両親の遺影も用意してたんだ。
その写真に向かって「お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、私、大人になったよ。会えないのはさみしいけど、今、私は幸せです。ずっと見守ってくださいね」

で、最後が俺だよ。
俺もうすでに泣きすぎて、立っててもなんかプルプル震えてたと思う。

「マサトお父さん、お父さんが12歳の私を引き取ってくれた時、私がどれほどうれしかったと思いますか。

お父さんは私のためにたくさんのことを捨てなければならなかったのではないでしょうか。
それでもお父さんは、一度も投げ出すことなく私を育ててくれました。

私をほめてくれました。
私を叱ってくれました。
私のために泣いてくれました。
私はとても幸福です。
私を育ててくれてありがとう。
私を愛してくれてありがとう。
マサトお父さんは、ずっとお父さんとは呼ばせてくれませんでしたね。
でももう、これからはお父さんとしか呼びませんからね。
ありがとうマサトお父さん、大好きです」

だってさ。

最後の俺への手紙、実際にはもう号泣しながらだからちゃんと読めてなかった。
書き込んだのは今、その手紙を見ながらだよ。
すまん、かなり泣きながら書いてる。

そのあとタカシくんの友達(柔道軍団)に無理やり胴上げされて貸衣装が破れたのはいい思い出だ。

メイには絶対言えない話だけど、正直、ちゃんと育てられる自信なんかなかった。
兄貴たちが事故にあうまで、仕事もせずにぶらぶらしてたお気楽次男坊だった。
いつも、どうやってメイに接したらいいのかって悩んでたよ。

26歳が突然12歳を引き取るんだ、ちょっとあり得ない話だ。
でも奇跡的にあんないい子に育ってくれた。

K社長に巡り合えたことは俺にもメイにも素晴らしい結果をもたらしてくれた。
どれだけ感謝しても足りない。

今日の夕方、娘夫婦が新婚旅行から帰って来る。
明日は兄貴夫婦の墓前にみんなで報告にいってくるよ。

さあ次の問題は、俺の嫁取りか!まさか娘に先を越されるとはな!
がんばるぜ37歳独身23歳娘有り!

ここまで付き合ってくれた方、ありがとうございます。
へたなドラマみたいな話ですが、セリフの正確性を除けばおおむね実話です。

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