圧迫面接されたんでその日のうちに自宅へ挨拶に行ったら土下座された。。。

そこはオートロックもない古いマンション

だったのは本当に助かった。

おっさんがエレベーターに乗ると階段を

駆け上がり、ほとんど時間差もなく同じフロアに

到着。

そしておっさんが自室のドアを開けた瞬間、

階段から駆け寄り

「ちょっとご主人!」

と隣人がクレームを入れるような素振りで

歩み寄ると、ドアを掴んでおもいっきり広げると

礼儀正しく

「ごめんください!」

と室内に声をかけた。

おっさんは何が起きたのかさっぱりわからない顔して

「何ですか!?」

と聞いてくる。

忘れられたのも悲しいので

「昼間に面接でおもいっきりけなしてくれた

 ばかりだろ」

って教えてやると、

急にキョドりだして

「なんですか?」「なんですか?」

とただただ連呼するばかり。

奥から小学生高学年か中学生ぐらいと思われる

娘さんが出てきて

「お父さん何やってんの?」

とおっさんに声をかけるも、キョドりまくって

「いいから部屋に戻りなさい!」

と叫んで無理やり戻らせるおっさん。

あまりの態度の変化に

「娘さん大好きすぎるんですよね?w」

と質問するけど無言で自分の顔を見るばかり。

色々と頭のなかで何かが駆け巡ってるのか

無言のままでこっちを睨み続けて何の反応もなし。

何か声をかけなきゃと思って

「やっぱりさっきの店では娘さんを想像しながら

 ハッスルしたんですか?」

と尋ねるも、裏返った声で

「ウェ!?」

と小さな悲鳴をあげ、子供みたいに指を口に当てて

「しー!しー!」

とかやり出す体たらく。

もう完全に動揺していて会社で見た横柄な

おっさんの姿はどこにもなく、そこにいるのは

小心者のかわいそうなおっさんだけ。

そこで我に帰ったおっさんはカバンから携帯を

取り出すと

「警察に電話します!(キリッ」

と毅然な態度w

自分の立場をよくわかってないみたいなんで

「無職なんで警察呼ばれても失うものなんて無いから」

と言いつつ肩を抱き寄せると、もう一度

「ごめんくださーい」

と室内に声をかけつつ、おっさんにも

「はやく警察読んでください」

と催促。

そうするとお風呂あがりの奥さんらしき人が

「はーい」

を玄関に出てきて

「こんばんわ」

とごあいさつ。

そしておっさんに

「お客さんなら上がってもらったら?」

と遠回しに開けっ放しのドアを何とかしろと

言ってくる。

そしておっさんは

「すぐに帰ってもらうから」

とキョドりだす。

そしてやっぱりマンションの廊下で

うるさくしてるのが悪かったのか、とうとう

「こんばんわ~」

と二人組のおまわりさんが登場。

自分は無職で失うものもないので怯える

こともなく

「ああ、こんばんわ」

とご挨拶。

礼儀正しいおまわりさんは

「こんな夜分にどうされたんですか?」

と声掛けしてくると、トチ狂ったおっさんが

「この人はス㋣ーカーです!助けてください」

ととんでもないことを言い出して空気は一変。

優しい笑みのおまわりさんは姿を消し、

そこにいるのは犯罪と戦う警察官の顔。

真剣かつ真っ直ぐな眼差しで

「お話を聞かせてもらえますか?」

と詰め寄ってくる。

昼間はマザコン呼ばわりされて、

夜はス㋣ーカー扱いされたんじゃたまったもん

じゃないので自分の名誉をのためにも真実を

告げることにした。

真剣な眼差しで

「そんなことはしていません。ただ(おっさん)

 さんおの浮気の証拠写真を奥さんに

 見てもらいたいとお持ちしただけです!」

と答えた。

しかしお巡りさんの応じる声よりも早く、

そしてもっと大きな声が部屋の奥から聞こえてきた。

娘さん

「最低~~!!!!!!!!」

まじぃ~!?!?!?」

「ありえない!!!!!!」


そしてワンテンポ遅れて

「本当ですか?」

と驚きの声をあげる奥さん。

そして動揺してオロオロするおっさん。

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