「やはり直接会って話すのは
・・・」
とか言われたんで、
元住職の息子さんに
「じゃあ電話でなら・・・」
「話せるとこまでですけど」
と言う条件の元、話が聞けました。
時間にして30分くらい結構話して
もらったんですけどね。
なかなか話し好きなオジサン
でした。
要点を主にかいつまんで書きます。
息子
「ごめんねぇ。
オヤジに念押されちゃって。
本当は電話もヤバイんだけど」
俺
「いえ、こっちこそ無理
言いまして。
アレって結局何なんですか??」
息子
「アレは大正時代に、
見世物小屋に出されてた奇形の
人間です」
俺
「じゃあ、当時あの結合した状態で
生きていたんですか?
シャム双生児みたいな?」
息子
「そうです。
生まれて数年は、岩手のとある
部落で暮らしてたみたいだけど、
生活に窮した親が人買いに
売っちゃったらしくて。
それで見世物小屋に流れたみたい
ですね」
俺
「そうですか・・・
でもなぜあんなミイラの様な
状態に??」
息子
「正確に言えば、即身仏ですけどね」
俺
「即身仏って事は、
自ら進んでああなったんですか!?」
息子
「・・・君、この事誰かに
話すでしょ?」
俺
「正直に言えば・・・
話したいです」
息子
「良いよ君。正直で(笑)
まぁ私も全て話すつもりはない
けどね・・・
アレはね、無理やりああされたん
だよ。当時、今で言うとんでもない
カルト教団がいてね。教団の名前は
勘弁してよ。今もひっそり活動
してると思うんで・・・」
俺
「聞けば、誰でもああ、
あの教団って分りますか?」
息子
「知らない知らない(笑)
極秘中の極秘、本当の邪教だからね」
俺
「そうですか・・・」
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