中学に上がると、更に人間関係に変化が起こりました。
別の小学校の生徒も当然混ざってくるのですが、
うちの学校の生徒との比率が2:8という感じで非常に少なく、
他校の生徒の、サバサバしてドライな風潮が主流となりました。
すると私は他校の生徒に非常に好かれ、あっという間にクラスの中心に。
同じ小学校の生徒もそれをあやかりに集い、
「ちょっとぬけてるけど優しい子」ポジションに落ち着きました。
Aは目も当てられない程に転落し、「ぶりっこ」「勘違い」「気持ち悪い」といじめられる程に。
助けようかと思ったのですが、初日の自己紹介で
「前の学校では『姫』って呼ばれてました!」と言ってたらしい話を聞いて、
ああ無理だと思い、「誰も姫なんて呼んでなかったよ」と他校組に伝え、
更にいじめはエスカレートしていきました。
私生活になんの不満もありませんでした。彼氏もできて、それはもう幸せの絶頂でした。
なのにどこか虚しく、結局私はネットにどっぷりと嵌っていきました。
その頃ようやく、「顔見知りより、ネットの人の方が信用できて話しやすくなっている」という事実に気付きました。
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