「とても楽しかった。好きになったから殺せなかった。
一緒に死にたかった。さようなら。」
子供が書いたつたない文字と文章だから真意は不明だし、
自分の翻訳も自信がない…と、留学生はフォローしてくれたが、
彼の表情を見るに恐らく内容に間違いはなかったと思う。
わずかな時間だったけど一緒に過ごした感じでは、
少しおませな、いたって普通の女の子に見えたが、
まさか自殺を考えるほど不遇な生活を
していたのだろうか?
それとも不治の病??
それからしばらくは、様々な妄想や不安、
恐怖が入り混じったモヤモヤした日々が続いた。
最悪、彼女の実態と生存確認をしに行こうとも考えたが、
怖くて出来なかった。
あれから数年、未だにふとした時に彼女のことを
思い出します。
元気に成長してくれていたら良いのだけど。
引用元:http://www.matometemitatta.com/can-not-kill