この日、北海道留萌沖で、
樺太からの引揚者(老幼婦女子中心)を
乗せた3隻の引揚船が、ソ連の潜水艦に
攻撃され、2隻が沈没し、1708人以上
もの人々が犠牲となりました。
8月15日、日本政府はポツダム宣言を
受諾し、降伏文書への調印意思を
連合国へ伝達、翌日には各軍へ停戦命令の
布告と武装解除を行ないました。
これを受けて連合国のアメリカ、
イギリスは即座に戦闘行為を停止
しましたが、それをまったく無視したのが、
8月9日に不可侵条約を一方的に破って
参戦したソ連です。
十数万もの大軍で満洲に雪崩れ込んだ上、
武器を持たない一般人相手に殺戮、暴行、
略奪の限りを尽くしたことはよく知られます。
ソ連軍は同時に、北方の樺太、北千島にも
攻め込みました。
ソ連の狙いは軍事的混乱の中で北海道にまで
侵攻し、これを我が物として連合国に
認めさせることであったとされます。
まさに火事場泥棒的な行為というより
他ありません。
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