【葬式】住職が「葬儀をやり直せ」と激怒 「直葬」で増える問題とは…

都市部では宗教離れも進む。

「地方と都市部では、感覚が違いすぎる」

(同)。

寺と檀家の間にも思いの差が出てきて

しまう。

心穏やかに、気持ちよく墓じまいを

行うために、業者に頼むのも手だ。

墓の移転実績が8千件以上という

メモリアルアートの大野屋(東京都新宿区)

は、3年前に

「お墓の引越しおまかせサービス」

を開始。

高齢で運転ができないなどの理由から

要望が高かった「遺骨の移動」作業も

要望にあわせて代行する。

墓石を撤去すれば、出てくるのは

「遺骨」だ。

さあ、これをどうするか。

選択肢の一つが「海洋散骨」。

海が好きな人が

「子どもたちに海を見るたび

 思い出してほしい」

と依頼するケースもあれば、墓以外の

選択肢がこれしかなかったから、

と選ぶ人もいる。

「ハウスボートクラブ」(東京都江東区)

は、合同乗船散骨や、散骨を行った海域へ

お参りに行くメモリアルクルーズなどを

企画、販売している。

海にゆかりのある故人にとっては、

最高の人生の終わり方だろう。

しかし遺族が心を痛めるケースもある。

というのも故人が海のどこに眠っているのか

特定しにくい上に「会いに」行きにくい。

そのため、

「くれぐれもお骨を全部散骨しないように」

と、高齢者の生活問題や葬送問題を研究する

第一生命経済研究所の主席研究員・

小谷みどりさんは助言する。

『これからの死に方』の著者で、生命倫理

研究者のぬで島次郎さんはこう話す。

「業者に骨を送って撒いてもらうというのは、

 弔いにならず遺族の心にもしこりを

 残してしまう恐れがあるので、できれば

 遺族が自分で遺骨を細かく砕き粉状にして、

 溶ける繊維の袋に入れ、ゴミを増やさぬ

 よう最小限の花と一緒に、自らの手で

 撒くのが理想です。業者任せの散骨は、

 単なる廃棄物処理になってしまうのでは、

 と私は恐れます」

 
次ページに続きます。

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