文在寅の公式宣言を『安倍首相らが公然と無視する』末期的な事態に突入。身勝手な態度に米軍が怒り狂う

・文大統領のこの発言は

 「大韓民国の同意なしで朝鮮半島での軍事行動を

  決めることは誰にもできない」

  という既存の立場を繰り返し確認し、

  米政界に北朝鮮に対する平和的・外交的解決法を

  強調したものと見られる。

いずれにせよ、実に恩着せがましい発言です。

在韓米軍の将兵がこれを聞いたら

「そんなに我々の命を心配してくれるのなら、

 THAAD(地上配備型ミサイル迎撃システム)の

 増強を一刻も早く許可してくれ」

と怒り出すと思います。

「裏切りは許さない」

米国は黙っているのですか?

鈴置:即座に反撃しました。米政府が運営する

   VOA(アメリカの声)の韓国語版は

   翌8月23日

   「<深層取材>『米軍、北朝鮮から攻撃

    された場合は韓国の承認なしで

    武力対応可能』」を載せました。

VOAは歴代の在韓米軍司令官3人を含む

専門家に意見を聞きました。

ベル(Burwell Bell)元司令官の答えは

以下でした。

韓国語版ですが、将軍たちの発言の一部は

英語でも引用されています。

・米本土が北朝鮮の攻撃の脅威にさらされ、

 北朝鮮に軍事的に対応する場合、

 在韓米軍の運用は米国と韓国双方の承認を

 得なければならない。

 そんな状況で韓国がこれに同意することを

 確信している。

文在寅大統領と同じ「確信している」という

言葉を使い

「法的にはともかく、在韓米軍による攻撃を

 拒否したら承知しないぞ」

と言っているわけです。

法的な問題に関しては、次のようにも

述べています。

・北朝鮮が米本土への核攻撃の能力を

 持った状況は、これを直接的に明示していない

 米韓相互防衛条約の枠外で扱うしかない。

 こうした仮定の状況下で、文在寅大統領の

 支援と米韓同盟の確実性は揺れないと

 確信している。

「肝心な時だ。裏切りは許さない」

ということですね。

鈴置:その通りです。なお、この記事の見出しには

   「北朝鮮から攻撃された場合」とありますが、

   ベル元司令官は「反撃」だけではなく

   「先制攻撃」も念頭に置いていると思われます。

   「攻撃された場合」ではなく

   「攻撃の脅威にさらされた場合」と言っている

    からです。

    北朝鮮が「グアムを攻撃するぞ」と

    言っただけで「脅威」となるわけですから。

   ベル司令官は言葉を続けます。

次ページに続きます。

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