修羅場な話 父親と歩いてたら、男に「鈴木だろ?」と人違いされた。否定したら男は去ったが、父の顔色が青ざめて…!俺「どしたの?」父『さっきの人を探そう…』

酔いがさめたら、兄は平謝り。

あちこち謝ってまわって、それからヤマダ電機いって

テレビとPS3買ってくれた。

まだ学生なのにすごく金をもっていることが不思議だった。

それで改めいろいろ話したんだ、今までの23年間を。

修学旅行でどんなところへ行ったとか、

中学は何部に入ったとか、高校はどんなところだったとか、

嫌いな先生とか、今は大学でどんなことやってるとかさ。

不思議なもんで、いろいろ似てるところあるんだわ。

好きな漫画の好みが、ちょっと上の世代向けで、

マニアックなところであうんだわ。

「あずまんが大王」とか「げんしけん」とか「ねこきっさ」

をマニアックとか言ったら怒られるのかもしれないけど。

俺は大学、マンガ同好会にはいったけど、

絵はからっきしダメで、全然かけなかった。

兄も似たような部活に入ってて、たくさんイラストを描いてた。

pixivでたくさんあげて、たくさんコメントもらってた。

うらやましかった。

向こうの家もさ、片親だけど父親はすっごくがんばってる

みたいで、生活水準がこっちよりもいいんだ。

こっちの家、普通に共働きだけど、海外旅行とか子供に

PCとか車とかを用意できるような家じゃなくてさ、

漫画とか小説はみんなブックオフだけど、

兄はブックオフは使った事がないって言ってた。

同じ兄弟なのに、こんなに格差っていうか、生活水準

違うんだなって、実感した。

今まで自分を貧乏だと思ったことなかったけど、

初めて貧乏だと思った。

兄も今まで自分ちを恵まれているとは思ってなかった

らしいけど、はじめて恵まれているって思ったみたい。

次ページに続きます。

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