韓国ソウルにある日本大使館の近くを
通る路線バスを運行するバス会社は、
先月30日までおよそ50日間にわたって
強化プラスチックで作られた慰安婦問題を
象徴する少女像を5台のバスに設置して
運行し、初日にはソウル市長も乗車しました。
旧暦のお盆にあわせた連休のさなかの2日、
この少女像がふるさとに帰省するという
パフォーマンスが行われました。
ソウルの日本大使館前に市民団体が設置した
少女像の横にバスの座席から取り外された
5体の少女像が並べられ、バス会社が募った
家族が、少女像をそれぞれの乗用車の
助手席に乗せて行きました。
少女像について、日本政府は、おととしの
日韓合意だけでなく外国の公館を保護する
責任を定めた国際条約にも反するとして
撤去を求めており、路線バスがプラスチックの
像を乗せて運行を始めた際も
「日韓双方が未来志向の関係を発展させよう
という努力に水をさすことになりかねない」
と懸念を示したうえで、韓国側に適切な対応を
とるよう申し入れています。
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