ウトメと夫にイビられご飯は運がいい時で2回。ガリガリに痩せた私を見て、トメ「抱く気にならんやろから孫はみれんねぇ!」ラーメン屋の店主『座りなよ』 → 結果・・・・

旦那は働きに出ていたから

「俺まで4時に起されたら仕事にならない」

と同居して2週間で私の寝室は2畳の

物置になった。 

義実家敷地内の工場みたいな場所で

食事の用意の時以外ずっと昼間でも

暗い豆電球ひとつ、エアコンもない。 

夏はハダカになっても全身あせだくで

ひどい汗疹になり、冬は土下座して

貸してもらった石油ストーブ

(灯油をもらう時も頭を下げてお願い

 しなければ貰えなかった)

で1日3人分ほどの作業ノルマをこなした。

暗い、臭い工場に一人でいるので

(ウトメの作業場は別)ウトは私を

モグラと呼んでいた。 

食事も味噌汁のカス、運が良ければ

漬物と米を1日2回だけだった。 

傍目から見てもガリガリだったと思う。

トメの口癖は

「こんな鶏ガラ抱く気にならんやろから

 孫はみれんねぇ!あーあ!

 ハズレくじひいたじゃ」。 

それを元旦那とウトやほかの親戚の前で

言われると毎回恥ずかしくて消えたくなる

気持ちだった。 

ある日トメの機嫌の悪い日にお客に出す

からなんかお菓子買ってこいと無一文で

放り出された。

買ってこれず困る姿を見たかったのだろう。 

このいびりはトメのお気に入りで

どれだけお金がないんですと言っても

あとから出してやるから早く行け!!

と追い出された。

それが真冬でも台風の日でも。 

しかしその日は何故かお金も持って

いないのに街まで歩こう、と思った。 

出発した時小雨が降っていたがあの工場に

いるよりいいやと思った。

次ページに続きます。

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