3月11日はサウジアラビアの「怒りの日」です。サウジアラビア各地でデモ行進が
予定されています。
一体、このデモ行進がどれだけ大きい規模になるのか、また当局は力ずくでデモ行進を
解散させるのか?、、、、、予測できないことが山ほどあります。
ただサウジアラビアにおける反政府運動の在り方はエジプトやリビアのそれとは
かなり違ったものになるのではないかと思います。
なぜならサウジの社会はワッハービズム(イスラム原理主義)により厳格に律せられており、
蜂起を困難にしているからです。
言い直せばサウジの戒律は別格的に厳しいのです。
それではサウジの戒律とは一体どんなものなのか?
今日はそのイメージを持っていただくために有名な「プリンセスの処刑」のエピソードを
紹介します。
1977年に起きたサウジアラビアのプリンセス(王女)の公開処刑のニュースは世界に
衝撃を与えました。
この公開処刑をたまたま現地の建設現場で働いていたイギリス人技師が激写したことから
世界的な反響を呼びました。
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