娘は抵抗していたし、顔になぐられたような跡と
制服が泥だらけで言葉にならない、イメージ的な
感覚で頭が状況を理解して駆け寄ると同時に
手に持っていたスーパーの袋で男の頭をフルスイング
鮭フレークとかコーン缶とかオリーブオイルとか
入っていたので、いい音がした
このあたりから詳細は覚えていないんだけど、
男が逆に襲い掛かってきたので男の顔を鷲掴みにして
左の親指は鼻の穴に、右の親指は口角から唇の内側に
突っ込み夏みかんの皮剥くみたいに力いっぱい顔を
割ろうとした。
↑こんな状況って説明ではなく、マジでそういう
思考でそれしか頭になかった。
結構な時間もみ合っていて、気づいたら周囲に
ほかのアパート住民と娘が二人、唸り声をあげて
男の半身に全力でくらいついている愛犬
私は仰向けの男の鎖骨の上に座る形で全力で
男の顔を剥こうとしていた。
娘たちに聞いた話では、私と上の娘の帰宅に
気づいた犬が室内で騒ぎ出し下の娘が玄関を
開けると犬が飛び出していった。
普段から敷地は袋小路なので、敷地内は犬は
自由に走り回っている。
犬が吠えたり唸ったりする声が聞こえて、
男の罵声が聞こえたので下の娘が、よその人を
襲っているのかと思い焦ってアパートの裏手に回ると
母が男を襲っている修羅場に遭遇。
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