2017年7月25日、韓国・JTBCによると、有事の際、
米韓連合軍の作戦で最も重要かつ基本になるものは敵と味方の識別、
つまりレーダーで敵と味方を区別することだが、
合同参謀本部の対応の遅れが原因で、韓国軍は2020年から最大8年間、
近づいてくる相手が味方の米軍なのか、敵軍なのかを識別することが
できない状況に陥る可能性がある。
米軍は電波などを用いて敵と味方を識別する「敵味方識別装置」を
20年までにアップグレードする予定だ。
日本や豪州など主要同盟国も同時に交換する予定だが、
韓国「正義党」のキム・ジョンテ議員室によると、
韓国軍は長ければ28年まで交換作業が遅れるとの事実が確認された。
アップグレード前と後の装備は機種が異なり、お互いを識別することが
できなくなるため、味方の軍と同時に交換する必要がある。
米国は10年から交換計画を伝えてきたが、合同参謀本部は4年後に
ようやく検討を始めた。
そのため、事業に遅れが生じてしまったという。
防衛事業庁は今月6日に敵味方識別装置交換事業の遅延問題を含んだ
監査情報文書を監査院に送付した。監査院は現在、合同参謀本部に
対する監査を検討しているという。
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