2017年7月8日、韓国・聯合ニュースによると、英国のマイケル・ファロン国防相が、北朝鮮への軍事オプションはまだ先になるとの見通しを示した。
ファロン国防相は7日(現地時間)、米国防総省で、マティス米国防長官と会談した後、ワシントンのシンクタンクの「北朝鮮の核・ミサイルのプログラムを阻止しようとする米国を、北大西洋条約機構(NATO)は支持できるのか」との質問に対し、「何より、われわれは、軍事オプションを検討することから遠く離れている」と述べた。
一方で、ファロン国防相は「これは単に米国に対する脅威ではないため、米国だけの力でこれに対応してはならない」と述べ、北朝鮮の挑発は国際社会への挑戦であるとし、北朝鮮への制裁強化を主張した。
ファロン国防相はマティス長官との会談でも「北朝鮮の脅威が大きくなる状況で、(北朝鮮の)最近の挑発は、この『ならず者政権』が、さらに高い代償を支払わねばならないことを示している」とし、「これは米国だけの問題ではなく、われわれ全体の問題」と強調した。
この報道を受け、韓国のネットユーザーからは、
「英国は北朝鮮から離れているから、そんな悠長なことが言っていられる。韓国は北朝鮮に隣り合っているんだぞ」
「どうせ何があっても英国には被害が及ばないからな」
など、ファロン国防相の発言に懐疑的な意見が寄せられた。
また、
「韓国、台湾、日本が同時に核開発に乗り出すことにでもならなければ、この問題は解決しそうにない」
「北朝鮮問題解決のために、中国が全てのオプションを使うべきだ」
「このままだと、韓国も日本も核開発に乗り出す。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)は日韓を核開発パーティーに招待したいんだ」
など、周辺国の核開発に触れた意見もみられた。
さらに、
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