夫はそこにたまたま上司の付き合いとやらで来て、
私のリップサービスに真剣になりました。
最初は
「カモだわ」
なんて私も悪い心で考えていたんですが、
夫はとてもなんと言うか純粋で、
私の話に直ぐに同情しちゃっていました。
いつの間にか私は彼をカモではなく、
「悪質業者に布団とか売られてしまう心配な人」
になってしまいました。
そして、彼は私にプロポーズ。
でも借金がある為に、何度か拒否していました。
嫌とかではなく、
私にはもったいないと心から思ったので。
しかし、彼の押しの強さに負けてしまい、
じゃあ食事だけ…
じゃあドライブだけ…
と何度かお付き合いをし、
同情ではなく愛情であると結論が私の中で出ました。
彼は、
「親に紹介したい」
と言うので、躊躇いながらもお会いしました。
勿論、強烈に反対され拒絶され追い出される覚悟です。
実は以前もそういうこと何度もあったので
「甘い夢見てるんだ、
今日全部覚めるんだよ。罵倒されて。」
なんて思いながら彼の家へ行きました…
お母さんは、私を見てニッコリ笑って
迎え入れてくれました。
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