韓国のポータルサイトネイバーから、「”年を取ってよく分からないのであれば口を閉じろ”慰安婦おばあさんを批判する与党支持者ら」という記事を翻訳してご紹介。
「年を取ってよく分からないのであれば口を閉じろ」慰安婦おばあさんを批判する与党支持者ら
●「あのおばあさんは、もともとそういう人」
●「慰安婦被害者が何か大きな功を立てた偉人なのか?」
日本軍慰安婦被害者であるイ・ヨンスおばあさん(92)が「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)寄付金流用疑惑を提起した中、一部の与党支持者が、むしろイおばあさんに対する批判に出た。
あるネチズンは今月15日、SNSを通じて「(正義連が慰安婦おばあさんたちを)30年間世話してやったのに、一朝にして悪口を言って態度を変える?慰安婦のクソ野郎」とし「そのまましわくちゃになって死ね。人間のようでもないクソ野郎。年を取ってよく分からなくなってるのなら、そのまま口を閉じて黙っていろ」とイおばあさんに向かって暴言を吐いた。
慰安婦関連のドキュメンタリーを制作したピョン・ヨンジュ監督も今月7日、自身のFacebookに「私が昔から言わなかったか。あのおばあさんは、もともとそのような人で、私たちがおばあさんたちを支持し尊敬するのはその人たちの痛みと勇気のため」とし、イ・ヨンスおばあさんを公開的に非難した。
そうしながら、「あれこれことが大きくなれば、おばあさんが法的責任を負わなければならない状況が来る」とし「あなたたちの実の祖母たちも毎日、ああ言ったりこう言ったり、寂しがったり、腹を立てたりするでしょ。それを記事にする職業群(メディア)が問題」と主張した。
この他にも一部の与党支持者らは、イおばあさんについて「慰安婦被害者が国に何か大きな功を立てた偉人であるようにする」とし、以前とはまったく違った反応を見せている。
正義連理事長出身の共に民主党の尹美香次期国会議員の夫、キム某氏は、イ・おばあさんについて、「まとまったお金のために態度を変えた」という趣旨の記事を自身が運営するインターネットメディアに掲載し、議論を呼んだこともある。
夫のキム氏は12日、自身が運営する「水原市民新聞」のホームページに「安倍が最も憎む国会議員尹美香」という記事を掲載した。あるFacebookの利用者が書いた文章をキム氏が編集して載せたのだ。
夫のキム氏が編集して掲載した文章によると、「言及に注意する部分だが、イ・ヨンスおばあさんが突然態度を変えた理由は、子孫らに大金を譲りたいという考えから始まったことではないか」と話した。
続いて「社会運動家と被害者の観点は違う可能性がある。その隙を朝鮮日報と、今イ・ヨンスおばあさんの隣に付いている(反日に反対する)怪しい傀儡団体が食い込んだようだ」と話した。
現在、正義連と与党の一部では、イおばあさんについて「背後操縦説」「年を取っているので記憶が歪曲」など、過去に日本側が慰安婦おばあさんらに使用した論理をそのまま使用している。
一方、今回の事態は、日本軍慰安婦被害者であるイ・ヨンスおばあさんが今月7日、正義連の寄付金流用疑惑を提起して始まった。
イおばあさんは大邱市南区のある喫茶店で記者会見を開き、「水曜集会をなくさなければならない。一つも役に立たない。参加した学生らが出した寄付は、どこに使っているのか分からない」と主張した。
イおばあさんはまた、尹美香元理事長が第21代総選挙で共に市民党の比例代表で当選したことについて、「尹美香は国会議員になってはならない。この問題を解決しなければならない」と主張した。
この記事を見た韓国人の反応
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