韓日両国首脳はドイツG20会議で両国間協力活性化に合意し
シャトル外交を復元することにした。
慰安婦問題は両側の立場が平行線のまま懸案として残された。
韓国政府は日本との関係推進のための方案として
慰安婦など過去の問題解決と実質的協力関係推進を分離する
ツートラック(two-track)政策を推進すると見られる。
事実、ツートラック政策は前政府も試みた政策だ。
しかし、この政策は水面下に潜む両国間の過去の問題が
日本側の妄言などを契機に浮上し、国民感情が噴出して
両国関係が梗塞し、日本との実質的な協力関係の凍結が
繰り返され、これまで効率的ではなかった。
ツートラック政策の進展のためには過去の歴史解決と
実質的な協力関係の推進努力をバランス良く進める
政府と国民の冷静な(cool)理性的接近が必要と見られる。
日本との関係再設定に向けた私たちの冷静な接近には
日本のアイデンティティの洞察が役に立つだろう。
最初は、日本国内右傾政権の永続性だ。
日本の近代化を成し遂げた明治維新の理念に
政治的ルーツを置く右傾勢力は伝家の宝刀の
富国強兵に永久に執着する可能性が高い。
日本の良心勢力は過去の歴史を客観的視点で見ているが、
日本社会の主流になって執権代替勢力に成長することは期待薄だ。
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