【閲注】古寺を解体中、2m位の木箱が出てきた。俺「何か文字が書いてるな」元住職「絶対開けるな!」→だが、中国人バイトが・・・
俺
「なるほど・・・」
息子
「で、生き残ったのは
良いけど、天獄にとっちゃ
道具に過ぎないわけだから、
すぐさま別の部屋に1人で
閉じ込められて、餓死だよね。
そして防腐処理を施され、
即身仏に。
この前オヤジの言ってた
リョウメンスクナの完成、ってわけ」
俺
「リョウメンスクナって
何ですか?」
※>>476氏ほど詳しい説明は
無かったが、神話の時代に
近いほどの大昔に、
リョウメンスクナと言う、
2つの顔、
4本の手をもつ怪物がいた、
と言う
伝説にちなんで、例の
シャム双生児をそう呼ぶ事に
したと、言っていた。
俺
「そうですか・・・」
息子
「そのリョウメンスクナをね、
天獄は教団の本尊にしたわけよ。
呪仏(じゅぶつ)としてね。
他人を呪い殺せる、下手したら
もっと大勢の人を呪い殺せる
かも知れない、とんでもない呪仏
を作った、
と少なくとも天獄は信じてたわけ」
俺
「その呪いの対象は?」
息子
「・・・国家だとオヤジは言ってた」
俺
「日本そのものですか?
頭イカレてるじゃないですか、
その天獄って」
息子
「イカレたんだろうねぇ。
でもね、呪いの効力はそれだけ
じゃないんだ。
リョウメンスクナの腹の中に、
ある物を入れてね・・・」
俺
「何です?」
息子
「古代人の骨だよ。
大和朝廷とかに滅ぼされた
(まつろわぬ民)、
いわゆる朝廷からみた反逆者
だね。逆賊。
その古代人の骨の粉末を腹に
入れて・・・」
俺
「そんなものどこで手に入れて・・・!?」
息子
「君もTVや新聞とかで見たこと
あるだろう?
古代の遺跡や墓が発掘された時、
発掘作業する人たちがいるじゃない。
当時はその辺の警備とか甘かった
らしいからね・・・
そういう所から主に盗ってきた
らしいよ」
俺
「にわかには信じがたい話
ですよね・・・」
息子
「だろう?
私もそう思ったよ。
でもね、大正時代に主に起こった
災害ね、これだけあるんだよ」
1914(大正3)年:桜島の大噴火(負傷者 9600人)
1914(大正3)年:秋田の大地震(死者 94人)
1914(大正3)年:方城炭鉱の爆発(死者 687人)
1916(大正5)年:函館の大火事
1917(大正6)年:東日本の大水害(死者 1300人)
1917(大正6)年:桐野炭鉱の爆発(死者 361人)
1922(大正11)年:親不知のナダレで列車事故(死者 130人)
そして、1923年(大正12年)
9月1日、関東大震災、死者・
行方不明14万2千8百名
俺
「それが何か?」
息子
「全てリョウメンスクナが移動
した地域だそうだ」
俺
「そんな!
教団支部ってそんな各地に
あったんですか?と言うか、
偶然でしょう(流石に笑った)」
息子
「俺も馬鹿な話だと思うよ。
で、大正時代の最悪最大の災害、
関東大震災の日ね。
この日、地震が起こる直前に天獄が
死んでる」
俺
「死んだ?」
息子
「自殺、と聞いたけどね。
純粋な日本人ではなかった、
と言う噂もあるらしいが・・・」
俺
「どうやって死んだんですか?」
息子
「日本刀で喉かっ斬ってね。
リョウメンスクナの前で。
それで血文字で遺書があって・・・」
俺
「なんて書いてあったんですか??」
日 本 滅 ブ ベ シ
次ページに続きます。