韓国のポータルサイトネイバーから、「キム・ボクドン、キル・ウォンスクおばあさんが出した寄付金も会計漏れしていた正義連」という記事を翻訳してご紹介。
キム・ボクドン、キル・ウォンスクおばあさんが出した寄付金も会計漏れしていた正義連
●2016年九州地震義援金募金…海外事業の支出項目空欄
●女性人権賞の賞金を寄付した3人のおばあさんの名前も決算書類名簿にない
後援金会計議論に包まれた「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)が、今度は慰安婦被害者である故キム・ボクドンおばあさんとキル・ウォンオクおばあさんが出した寄付金も会計から漏れていたことが明らかになった。
2016年4月、日本の九州地域で地震が相次いで発生し、100人を超える人が亡くなると、当時、日本軍慰安婦被害者であるキム・ボクドン、キル・ウォンオクおばあさんは、被害者をために使って欲しいと正義連の前身である韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)にそれぞれ100万ウォン、30万ウォンを寄付した。
またその年の4月20日の「水曜集会」でも、参加者に日本の地震被害者を助けようと募金参加を呼びかけた。
挺対協も、「当時、2人のおばあさんの提案によって募金した後、おばあさんたちの寄付金と一緒に日本に送る計画だ」と明らかにした。
しかし、22日、挺対協の2016年の公益法人決算書類を調べた結果、該当年度の国外事業支出項目は空欄となっていた。
九州地域の大地震被害者支援のため、おばあさんたちの寄付金も受け取り、募金活動も行ったが、実際にお金が執行されたという帳簿上の根拠は確認されていない。
これに対して、正義連関係者は、「現在、会計資料と事業報告書を検察が押収したため、正確な募金額と伝達先を確認するのは難しい」とし、「会計処理が不十分ではあるが、目的に合わせて伝達したのは事実だ」と説明した。
上の事例のように正義連や挺対協の会計で慰安婦被害者のおばあさん寄付金が会計帳簿に出ない事例はさらにある。
キム・ボクトンおばあさんは2015年6月、光復・終戦70周年を迎え、紛争地域の被害児童と平和活動家の養成に使って欲しいと挺対協に5000万ウォンを渡した。
しかし、2015年の挺対協の決算書類内の寄付者項目に「キム・ボクドン」という名前は出てこない。
公益法人は寄付金が法人総財産の1%または2000万ウォンより多ければ、寄付者を別途公示しなければならないが、キム・ボクドンおばあさんの名前は削除されたのだ。
また2017年、慰安婦被害者のキル・ウォンオク、キム・ボクドン、ソン・シンドおばあさんは「100万の市民が共にする女性人権賞授賞式」で各1億ウォンずつを賞金として受け取った。続いてキル・ウォンオク、キム・ボクドンおばあさんは5000万ウォンずつ、日本に住んでいるソン・シンドおばあさんは1億ウォンを正義連に寄付した。
しかし、やはり2017年の正義連と挺対協の決算書類の寄付者名簿には3人のおばあさんの名前は見当たらない。
この他にも2019年、挺対協は正義連に3200万ウォンを出費するが、正義連の2019年の決算書類には寄付者名簿に挺対協の名前は出てこないことが確認された。
これについても正義連は「会計公示の未熟によるエラー」と説明した。
この記事を見た韓国人読者の反応と日本人の反応
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