「私のこと抱きたい?」 「残念でしたーこれ見てくださーい!」 上半身裸になった嫁の体は傷痕だらけだった








 

そうなってしまったら職場での俺への対応も

明らかに変わって、他の人とほぼ同じ扱いを

されるようになった。

事務的対応から疑惑を経てちょっと愛想よくなった

と思ったらいきなり普通応対になって、

周囲は「何があった…?」と首ひねるばかり。

俺も

「知らないうちに雨降って地固まったみたいです」

って誤魔化すしかない。

そうやって誤魔化しながらも情が移ってしまい、

嫁との関係は秘密裡に続き週1~6のペースで

宿泊施設だったり俺の部屋だったりに行くようになって、

そのうち普通にデートするようにもなった。

ある日、一戦終えた時に、体の傷と家庭環境のことを

告白された。

実は取締役は義理の父親で、実際は遠い親戚にあたる。

中学生の頃まで実の両親に虐待されながら育って、

体の傷は熱湯かけられたり包丁で切られたりした時のもの。

肺が破れて死にかけてようやく親から引き離され、

施設経由で子どものいなかった今の両親に引き取られて、

通信高校出てからそのコネで入社して、

義両親に恥かかせたくないから今まで必死に頑張ってきた。

それを泣いて時々嘔吐しながら三時間ぐらいかけて

全部話してくれて、

俺が真っ先に思ったのは「すげえなこの人」だった。

人間性歪んでも当然なのに誰にでも分け隔てなく優しいとか、

高卒しかも通信なのに大卒以上に仕事バリバリこなせるとか、

親のこと鼻にかけず真面目に仕事してるとか、

結構きわどいところまで傷痕あるのに外から全くわからない

コーディネートしてるとか、吐いてまでつらい過去告白

しなくてもいいのに初志貫徹して全部やりとげるとか、

嫁のしてることが誰にもできない超人的行為に想えて、

スーパーヒーローに見えてたまらなくなった。

それをテンションに任せて全部ぶつけたら、

子供みたいに大声あげて泣かれた。

次ページに続きます。



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